病気療養



次の日。


派遣元の営業担当者の方とお会いしました。
家の近くのマクドナルドでお話を伺いました。
部の上司にはほとんど会うことができず、
直属の上司と話をしたそうです。
そこで、特殊な病気だけに、
1ヶ月休養しても本当に治るかどうか分からないことから、
ここで一旦、契約を打ち切って病気に専念しては?
という提案を受けたということでした。

上手い言い方ではあったけれど、
要は


治るか治らないか分からない病気だからクビ。


そういうことでした。


何となく予想していたことではありました。
なので、さして驚きもしなかったし、
ショックを受けることもありませんでした。
むしろ、すがすがしいような気持ちになりました。


もうこれで仕事をしなくていい・・・。


そんなほっとした気持ち・・・開放感・・・の方が大きかったです。

今思えばそれほどまでに心身を酷使し、
限界まで疲れきっていたのだと思います。

もしかしたらここで「1ヵ月後までに必ず治しますから」
といって食い下がれば、クビにならずに済んだのかもしれません。
でも、そうしなくてよかったと思います。

とにかく休養すること。

それが当時の私には一番大切なことだったのだと思います。



仕事を辞めることが決まり、
会社へ荷物を取りに行くことになりました。
荷物だけまとめて送ってもらおうかとも思ったのですが、
何とか気力を振り絞って行きました。



結果的には行ってよかったです。



同じ部署にいた人はもちろん、
違う階や違う部署で仲のよかったお友達も挨拶に来てくれて、
泣いてくれた人までいました。
最後にはみんなからメッセージ入りのプレゼントまでいただいて、
部の人みんなに部長から退職式っぽいこともしてもらって。
他にも、荷物を片付けていた私には内緒でこっそり
「みんなで書いたメッセージには書ききれなかった気持ち」
をカードにして、荷物の中に入れてくれていた人や、
個人的にプレゼントをくれた人、後からメールをくれた人なんかもいて・・・。
今まで何人もの派遣社員さんが辞めてきたけれど、
退職式をしてもらったのは私がはじめてで・・・。

こんな形で辞めることにはなってしまったけれど、
この会社で私が1年間してきたことは、
現場ではちゃんと評価されていて、
そして、普段口には出して言わないけれど、
なんかこう、変な話だけど、ある意味愛されてたのかなぁって感じられて、
本当に本当にうれしかったです。



これから病気療養生活の始まりです。


立ち止まっても後ろは振り返らない。
前進あるのみ!


静かに、深く、そう決意しました。






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