幼い頃、しーちゃんは3Kの県営住宅に家族4人で住んでいました。
今思うと狭くて古い小さな家・・・というよりただの「部屋」でした。
それでも母マリコはしーちゃんと妹ワカさんのために勉強机を買い、
テレビのない部屋にそれぞれ設置してくれました。
きっと自分のしたいインテリアもあっただろうに、
二人の勉強環境を整えることを優先してくれたのです。
静かな環境で勉強がすることができたおかげで、
しーちゃんとワカさんは大学まで進学することができました。
やがて二人は巣立ち、マリコは父タモォツゥと二人暮しになりました。
住み慣れた住宅を離れ、新しいマンションに引越し。
自分に本当に必要なものだけを残して、新生活をスタートさせました。
それまで母マリコは自分のことを「片付けられない女」だと思っていたそうです。
以前の3Kのおうちには、物が溢れていました。
それはマリコが片付けられない女だからだったからではなく、
3Kのおうちが、家族4人で暮らすには狭すぎたのだと思います。
片付ける余地がなかったということなのでしょう。
引越しをきっかけに、マリコは変わりました。
本当に自分が気に入っているもの、必要なものだけを残し、
あとは全て処分することができたのです。
スッキリ・シンプルな暮らしを手に入れることができました。
無駄なものを省いてみると、
1輪の花を置くだけでその場所が素敵に変身することに気づきました。
お気に入りの額をかけるだけでそこが華やかになることに気づきました。
ごちゃごちゃと雑多な物に囲まれていたときは気づかなかったことです。
スッキリ・シンプルな暮らしを手に入れたからこその気づきでした。
こうしてマリコはインテリアに目覚めていったのです。
・・・いえ、それは元々マリコの中に眠っていたものだったのだのでしょう。
狭い家や育ち盛りの子供達のために諦めざるをえなかったもの。
それがやっと日の目を見るときが来たのです。
裕福ではないので、インテリアのためにお金をかけることはできません。
100均やフリマを上手く利用して、作り上げたインテリア。
それがマリコの節約インテリアです。
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