一人暮らし家計簿
【予算を立てる】




私がカナダで一人暮らしをしたのは半年間。暮らし始めたのはカナダに来てやっと2ヶ月目。無謀でした。(笑) ホームステイしていたので食料品などを買ったことはなく、ほとんど毎日学校と家の往復だったため、カナダの物価が日本と比べて高いのか安いのか、1ヶ月生活するのに一体いくらくらいかかるのか、全く分かりませんでした。
 留学資金は限られていますから、何にどのくらい使うか、大体の予算を組んできっちり把握しておかねば!と思いました。とりあえず最初の月は準備費用としていくらか余分めに用意し、普段の生活費はホームステイ料月730ドル(約58400円)プラスお小遣い100ドル(約8000円)の計830ドル(約66400円)を目安に予算立てしてみることにしました。


科目を決める
まずは科目の決定です。「科目」とは、お金を何に使うか?という区分のようなもので例えば「食費」「ガス代」「おこづかい」「衛生費」などです。ここでは私の生活を例にしてみます。

固定支出 毎月決まった金額で出ていくものです。
・家賃 ・電話代
やりくり支出 毎月出ていく、金額の決まっていない支出。
・食費 ・雑費 ・おこづかい ・通信費
臨時支出 旅行や検定料など不定期な支出です。
予備費 普段は使いません。予算が足りなくなったときのためのお助け費です。


■固定支出:家賃・電話代
毎月決まった金額で出ていくのは家賃・電話代の2つです。私が借りているベースメントは家賃に光熱水費が含まれています。ということはお水もガスも電気も使いたい放題!「あんまり使いすぎるようだったら家賃をあげちゃうわよ♪」と大家さんには釘をさされているけれど、ちょっと気が楽かもしれません。節約のしがいがなくって残念でもあるけれど。(笑) そんなわけで、いわゆる住居費(家賃+光熱水費)は毎月一定ということになります。
また、カナダでは電話代も基本料金を払えば、市内通話は無料です。そのため毎月の電話料金は一定なのです。日本への通話は一般回線ではなく、スクラッチ式カードを利用するため毎月金額がかわります。普段の一般回線の基本料金分は固定支出とし、国際電話の方はそれとは別にして、やりくり支出の方で管理することにしました。またプロバイダには日本で入ってきており、日本の口座から引き落とされるようにしてあります。1年間分ちゃんと残してきましたよ〜。(笑)というわけで、ここでは考えないことにします。

■やりくり科目:食費・雑費・おこづかい・通信費
さぁ、ここからが腕のみせどころ、節約のしどころになる部分です。その割には科目が少ない?!そうなんです。自分でも予算を書き出してみてびっくりしたのだけど、そんなにやりくりする科目がないのです。
カナダに1年住むということで、コンタクトレンズのケア用品、化粧品は日本から1年分持ってきていました。そのため、日本でなら必要だったはずの衛生費や化粧品といった科目がないのです。また、車も持っていませんからそれにかかる費用がいりません。税金も保険もすべて日本で払ってきたので考える必要がありません。奨学金も上手い具合に延納が認められたし(日本育英会では海外に留学の場合、所定の書類を提出すると返還の猶予が認められます。)トイレットペーパーなどはシェアしているお友達と半分づつ出し合うことになってるし・・・。
無理に科目を増やすのも意味がないように思えたので、とってもシンプルですが、私のやりくり科目はこの4種類です。
<食費 60ドル>
レストランで働いていて、まかないが出るので、あまりかかりませんでした。普通に暮らしている人は100〜200ドルくらいだと思います。
<雑費 10ドル>
一人暮らしを始めた時にはいろいろ揃えるため必要でしたが、後はそんなに必要ないかな。1年後には日本に帰らなければならないので、モノを増やせないという事情もあることだし・・・。歯磨き粉やハンドクリーム、ラップなどを買うくらい。
<おこづかい 70ドル>
すべて交際費です。留学資金がすくないのであまり多く予算は取れないけれど、あまり削りたくないところですね。
<通信費 20ドル>
日本への国際電話分(カード)と、切手代の分です。メールももちろん使用しますが、手紙ってポストに入っていると嬉しいんですよね。特に海外からのお手紙なんてそうそうないから、楽しんでもらおうかなって思っています。「ラブレター・フロム・カナダ」ってやつです。(笑)

ダウンタウンにあるアパートなどでは光熱水費を別に取られるところもあります。その場合はやりくり科目に入れるといいでしょう。日本と違ってカナダの料金はかなり安いらしいので、ちょっと節約のしがいはないかもしれません。
また、携帯電話を持つならその費用も必要ですね。カナダは通話だけでなく、受信しても料金が加算されるので注意しましょう。

■臨時支出
旅行に行くとき、TOEICなどの検定を受けるときなど、前もって大きなお金が出ると分かっているときは、予算を組んでおいて、この中から出します。
一人暮らしを始める最初の月は「Deposit(日本でいう敷金のようなもの」や「Take Over(家具や台所用品・家電製品の引継費用」などを払う必要があります。これも臨時支出に入れて、しっかり計算しておきましょう。一般的にDepositは家賃の半額、Take Overは物件によりけりですが、安いところで500カナダドル(約4万円)、高いところで2000カナダドル(約16万円)くらいです。幸い私は大家さんが知り合いだったため、Take Overは無料でした。こんなケースは珍しいかもしれません。また、電話を新しく引くなら基本料金とは別に契約料が25ドル(約2000円、安い!)がかかります。

■予備費
予算内でおさまらなかったときや、急に臨時のお金が必要になったときのために、予備費を準備しておきます。私は100カナダドル(約8千円)にしています。普段は使わないものと考えているのと、万が一ドロボーさんが入ってきてもこれだけは盗まれないようにと、特別な場所に隠してあります。


袋分けをする
科目に分けたら、科目ごとに袋分けをしてみましょう。カナダの銀行にもATMの横に袋がおいてあります。日本のと違う点は、横長であることと、書き込むための欄などがないことです。
食費50ドル

上の図のように、袋に科目と金額を書き込みます。このような袋を科目ごとに用意してお金を入れておき、そこから使っていけば、袋の中身を確認しただけで「雑費にはあといくら使える」「食費は今月あとこれだけ残っている」というのが分かります。袋が嫌だと言う人は専用のお財布や入れ物を使ってもいいと思います。その方が防犯面ではよいかも。私はあまり買い物に行かない方なので、行く直前になると袋から使いそうな分だけ出してきて、その分を財布に入れて持っていくようにしています。ちょっと面倒かもしれません。普段持ち歩くお財布の中にはおこづかいの一部が入っていますので、仕切を利用して混ざらないようにしています。おこづかい用のお財布と食費などのお買い物用のお財布に分けておくと便利かもしれません。1ドルショップで、日本と同じようなチャック付き小袋が買えるので、それを使うという手もあります。
足りなくて、どこかから補充するときは「予備費より100ドル」という風に袋に書き込んでおくようにします。

<続けるために・・・>
もし、スーパーで「パン、牛乳、バナナ、歯ブラシ」を買ったとしましょう。「パン・牛乳・バナナ」は食費ですが「歯ブラシ」は雑費に入れなければなりません。こんなときは、とりあえず食費から出しておき、後で雑費から食費に歯ブラシの分を移すようにしています。だた、このときあんまり小さな額にこだわりません。歯ブラシが1ドル60セント(約128円)だったら、1ドル50セント(約120円)を食費に戻すようにしているのです。もし上手い具合に小銭がなかったら1ドル(約80円)しか入れないこともあります。税金のことは全く気にしません。
そんないい加減なのでいいのか?と思われそうですが、細かい10円・20円のことが気になって、家計簿が続かなくなってしまう方がよくないと思うからです。10円20円くらい違っていても、家計の大きな流れや割合はそんなに変わらないものです。無理せず、楽に続けられるのが一番!


集計をする
月の終わりに集計をしてみましょう。袋の中にどれくらい残っているかで、いくら使ったかが分かりますね。(^^) 袋に書き込んである数字を計算してみるのもいいと思います。たくさん余っていたら、今月はがんばった!ということですね。
できるなら、それを表にしてみましょう。先月と比べてみたり、予算と比べてみることで、反省できる部分もたくさんあると思います。(^^)






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