【中間テスト】



学校が始まって約1ヶ月。ターム途中の中間テスト(確認テストのようなもの)が行われた。範囲は一切なし。習ったところから出るのではないため、勉強のしようもない。要するに実力テストである。
これがどのような意味を持つのかは私にはよく分からないが、先生が生徒のレベルを見極めるのに使われるらしい。ターム終わりにもテストがあるらく、そちらの方は進級に影響するという。しかし、今回のテストは進級に影響なしとのことだった。

いつものように宿題をし、いつものように授業を受け、最後15分間でテストが行われた。
リスニングは・・・ゆっくりだと聞こえるが、やはり速くなるとやはり聞き取れなくなってしまう。自分の弱点を痛感する思いだった。
リーディングはトピックが糖尿病についてだっため、よくできた。仕事で医薬英語を使っているのだから、当然のことかもしれない。

5月の半ば頃、テストの結果が返される前に学校から電話がかかってきた。今回のテストの結果がよく、2人の先生も推薦、入学前に受けたレベルチェックテストも加味した結果、1つ上のクラスに入っても大丈夫と判断したので、進級どうですか?という内容だった。驚いた。心底驚いた。と同時に嬉しかった。思ってもみなかった展開だった。

以前、クラスメイトから今回のような確認テストで結果がものすごくよかったら、1つ上のクラスに上がれることがある、と聞いたことがあった。しかし、それは「ものすごくよかったら」であって、なかなかそういうことは起こらない、ということだった。
私には縁のない話だと思っていた。もちろんがんばって勉強はしていたが、実力テストであるが故に、まだまだ自分の実力はそこまでではないと思っていた。しかしそれが自分に起こったのだ!
夢のようだった。奇跡のようだった。
あまりに嬉しくて「ホントですか?!嬉しい!ホントに嬉しい!」と、電話をくださった事務の方に大きな声で言ってしまった。>すみませんでした。
事務の方はそんな私に声の笑顔で「よかったですね、おめでとうございます。」返してくれながら「1つ上のクラスになりますと、今のクラスよりもまた一段とレベルも意識も高く、皆さん一生懸命やってこられます。大変になるかと思いますが、がんばってください。」と冷静に一言付け加えてくださった。身の引き締まる一言だった。浮かれてばかりいてはいけない、これからまたハードになる。しっかりやっていかねば・・・と思う前に、もう少し浮かれておくことにした。
早速母とあきさんに報告。2人ともとても喜んでくれた。あきさんは前々から「飛び級みたいなのはできないん?」と言っていた。飛び級については私も入学前、事務の方に話を聞いてみたが、初級ができていなければ、中級にはいけない。クラスの飛び級もない、コース1が終って、コース3に行くことはできない。必ずコース2に行かなければならない、と聞いた。そうあきさんに言うと「うーん、何か方法があると思うんだけどなぁ」とうなっていた。
今回のような進級の仕方については、ごく最近聞いたばかりで、そうそうあることではないとも聞いていた。そのためあきさんには伝えてなかった。今回私の進級話を聞いたあきさんは「やっぱり何か方法があると思ったんだよ。よかったね」と御満悦だった。

電話があった次の日、学校の曜日が変わるため、上司と同僚にその旨を伝えた。「そんなにクラスって頻繁に変わるものなん?」と聞かれて、「実は進級することになって・・・」という話をすると、皆、「おめでとう!」「業務が役に立ってよかったね!」とお祝いしてくれた。

私が翻訳の学校に行くということは、私だけでなく、あきさんや家族、同僚や友達に支えられているのだということを心から実感した。私一人の力だけでやっている訳ではないのだと思った。
もちろん英単語を覚えるのも、宿題をやっていくのも、私にしかできないことだが、それだけではないのだと感じた。

学校へ行き始めて1ヶ月。少しずつ慣れ始めていた頃だった。
「慣れ」とは怖いものである。学校に関していうなら、よくも悪くも要領がよくなってしまう。手を抜いてはいけないところで手を抜いてしまっていたりする。それが、無意識のうちに行ってしまっているときが一番怖い。私自身、そうなっている部分があったかもしれない。分からないから怖い。
新しいクラスに行くには、やはりしっかりと準備をする。先生はどんな進め方をするのか、クラスメイトはどんななのか分からないから、必死で準備をする。やっていったことは、もしかしたら授業では「そこまでする必要はない」ことなのかもしれない。しかし、英語を学ぶ上で、それは絶対に無駄にならない。むしろ財産となる。慣れるとそこで手を抜くようになる。そこが落とし穴だ。私にもそういった部分がなかったとは言いきれない。今回の進級はそんな私に新しい刺激を与えてくれたと思う。

ところで、「節約」という点においてはどうだったかというと、まず時間については1レベルにつき半年であるから、半年節約することができた。時間はお金で買えるものではないので、これは大きかったと思う。私としては学校に2年半通う予定であったので、それが半年縮まったと言える。
経済的な面については、半年分の約20万円が浮いた計算になる。これは大きい。かなり大きい。これ以上の収入増加が見込めないだけに、20万円も支出が押さえられたことは大きかった。

さて、そろそろ浮かれモードも終了である。今回の進級は様々な形で私にとっては大変有益となった。これからまた、気を引き締めてがんばっていかねばと思う。






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