自然に節約



 カナダに行くまで働いていた職場に、とっても「お嬢様」な人がいました。背が高くて、さらさらの髪をなびかせて、でも話し方はとってもおっとりしていて、本当に素敵な人だったんです。
 そんな彼女はいつも違う服を着ているっていうくらいの服持ちさんでした。ある時、すごくかっこいいパンツスタイルで来ていたことがあって、それがあまりにもステキで、思わず「どこで買ったの?」って聞いちゃいました。そしたら「ユニクロだよ〜。安くていいよ〜」って教えてくれたんです。ちょっとびっくりしました。当時の私はユニクロって安いけど、なんだか貧乏臭い感じがして、ちょっとな〜って思ってたんです。でも、彼女が着ていると、全然そんなことなくって。安いか、高いかじゃなく、上手く組み合わせて自分らしく着ている・・・という感じだったんです。
 その彼女と話をしていると、驚くことがいろいろありました。寒い日に雨戸に発泡スチロールをはめ込むと暖かいとか、着古した服は雑巾にしたり、あて布として使って最後まで使い切るとか、今は金利が安いけど、お金を借りるときはこの金利プラス○%ってなるから、こういうときに預けておくと、将来家を建てるとかでお金を借りるときに便利だよ、とか。「節約生活」なんてHPを運営している私なんかより、ずっとずっとよく知っていたんです。でも「節約してる」って感じじゃないんですね。そのお話をしてくれたときも、ごく自然に「こんな風に暮らしてるの〜」って感じで、のほほ〜んと話してくれたんです。「こういう節約をしてる」とか「こうやって光熱水費を浮かして貯金してる」とかいうのじゃなくて、リサイクルしたり、再利用したり・・・っていうのが、当たり前なんですね。暖房や冷房もエアコンが苦手だから・・・とできるだけ自然に近い中で工夫したらそうなったっていう感じで・・・。モノを大切にしたり、自分の体を大切にしていたら節約生活になってた・・・っていう・・・。金利のことにしてもしっかり家計管理をしてるんだな〜っていう印象でした。
 節約ってしていると、ときに「ギラギラ」しちゃうことがあります。切りつめなきゃって目がつり上がってたり。(笑) そんなとき、いつも彼女のことを思い出します。あんな風に自然に節約できたらいいな〜って。当たり前のようにモノを捨てずに再利用したり、できるだけ自然と調和した暮らしをしたり、お金を大切にすることで節約できるといいな〜って。理想ですね〜。
 今は留学資金が危険なため、1時間半歩いてダウンタウンまで行ったりなんかしている私ですが、いつかそんな素敵な「お嬢様」のように・・・いや、きっとそのころには「奥様」になっていられたらなぁと思います。



written 2001.10.10






>>TOP PAGE