我が家の家電2



 「我が家の家電物語・第2弾」。今回は洗濯機編です。
 2代目の洗濯機が我が家にやってきたのはいつのことだったのか。思い出してもはっきり思い出せない程前に その洗濯機はやってきました。1代目はベランダに置いてあるため、雨風に打たれ、 どうも早く寿命が来てしまったようでした。そうと分かっていても、マンションに住んでいる以上ベランダに置かざるおえません。 2代目もやっぱりベランダに置かれていました。
「祖母のうちで使っていたものだ・・・。」
そんな話を少し聞いたような気がします。その子は、2槽式で薄い黄緑色をしていました。しかし、私が大学を卒業し、家に戻った頃には 色がついていたことすらわからない程 雨風にやられ、灰色になっていました。外見はそんなでしたが、機能は全く衰えていませんでした。
 そんなある日、脱水槽の中蓋がぱっかり取れてしまいました。どうやら、付け根の部分が雨で弱くなっていたようです。ショックでした。
「もう脱水できない・・・。」
そう思ったのはどうやら私だけのようです。母も妹も、まったく動じる様子なく、そのまま使い続けていました。不思議なことに中蓋がなくても、洗濯物が飛び出すということはありませんでした。あまりたくさん詰め込みすぎなければ大丈夫のようです。


そんな状態で数年。


洗濯機は全く持って元気でした。そんなある日、脱水・注水レバーがボッキリと折れてしまいました。さすがの母・妹もうろたえたようですが、 どこからともなくカッターの外身(芯が入ってないもの)を持ってくると 、器用に少しだけ残った根っこの部分をそれで上げ下げし、 脱水・注水レバーを使いこなすようになりました。


そしてまた数年・・・。


ある日突然動かなくなりました。どこをたたいても、なだめても、すかしても、 うんともすんとも言わなくなりました。さすがの母も困り果て、父になんとかならないものかと相談しました。よ〜し任せておけとばかりに父は洗濯機のレバーやタイマーがついている部分を 分解し始めました。しかし、今度ばかりは動き出す気配はありませんでした。父があきらめて洗濯機から離れると、 どうしてもあきらめきれなかったらしい母は、エイヤとばかりに レバーやタイマーがついている部分を押しました。



ウイーン・・・



なんと動いたではありませんか!何でだかはよく分からないけれど、父が分解したのは決して無意味ではなかったようです。動いたことに勇気づけられ、試行錯誤の挙げ句、 ほぼ、元通りに使えるように戻すことができました。唯一、脱水槽だけは上から押さえていないと動いてくれなくなりました。どこかの接触が悪いみたいなのですが、 素人の私達が見てもさっぱり分かりません。そんな訳で、以後脱水するときは上から手で押さえてつきっきりですることになりました。ベランダに置いてあるので、 どんなに寒い日も、大雨が降っていても、 がんばって押さえ続けました。


そして数ヶ月がたち、1999年の冬・・・。


妹が大学を卒業することになり、 お友達が「もういらないから」と全自動の洗濯機をくれることになりました。


全自動!


なんて文明の匂いのする言葉なのでしょう!喜んでいただくことにしました。我が家にも文明の利器がやってきたと家族全員大喜び!こうしてお世話になった2代目に別れを告げました。

そんなこんなで現在、新しい全自動の洗濯機は我が家の3代目としてがんばってくれています。 最初は本当にちゃんと動くのだろうか? とつきっきりで見ていた母も、慣れてきたようです。2代目洗濯機は、粗大ごみに出され、その生涯を閉じました。きっと、突然止まってしまったあの日、あの子の寿命は尽きていたのだと思います。それを無理に数ヶ月に渡って使い続けた我が家って・・・。(^^;






TOPページへ