出店記録
アート&ライフマーケット2009 in 宝塚 <その1>



 いつもポストに入っている、「サンケイリビング」というフリーペーパーで、
「アート&ライフマーケット2009」というイベントを発見しました。
サンケイリビング新聞社が、2007年から北摂地域などで展開している人気イベントだそうで、
今年は、「ハートに届くアートがいっぱい」がテーマ。

「手作りが大好き。でも作品を披露する場所がない…という人、
この機会に自慢の作品を披露しませんか?」

という文章を目にし、


「母マリコの作る『ポプリのリース』を販売するいい機会だ!」


と思ったしーちゃん、早速マリコにメールしました。

リースを売るいい機会を見つけたよ、
是非、マリコのリースを販売してみない?

そんなことを書いたように思います。



・・・が、マリコの反応はイマイチ・・・。



出店料が8千円と高額なことに加え、
以前、地元で「手作りフリーマーケット」というのに出店した際、
ほとんど売れず、出店料が何とか稼げた・・・という大惨敗の経験を思い出したよう。

多額の出店料をかけ、しかも四国から関西までリースを運ぶといった手間をかけて、
もし売れなかったらどうしよう、という不安が強かったようです。
前回の痛い思い出がネックとなり、マリコに二の足を踏ませているようでした。


しかし、なぜかこのイベントがとても気になったしーちゃん。
どうしても諦め切れなくて、ネットで色々調べてみました。

記事から分かることは、手作り作品が一同に会し、
千里阪急ホテルで開催されているということ。
今年が3回目で毎年好評だということ。
なんと2千人ものお客様が来てくれているということ。
そして、大好評企画につき、今年は堺会場でも開催されるということでした。
何より主催は「サンケイリビング」。
しーちゃんの地元のこじんまりとしたフリマとは訳が違います。
地元のなんて、お客さんが150人来るかどうかといったところ。
お客様の数を見ただけでもその規模の違いが分かるというものです。
載せられていた「去年の会場の様子」の写真を見ても、スケールが全然違う!


今年で3回目なら、1回目、2回目に出店した人がブログやHPに書いてないか?
と思い、必死で検索しました。




すると・・・。




沢山ではなかったけれど、数件、実際に出店した人のブログを発見することができました。
そこには、「すごいお客さんでした」「大盛況でした」という言葉が並んでおり、
中には「完売しました!」という方までいらっしゃいました。

載せられていた写真を見ても、大繁盛の様子が伺えます。
少なくとも相当な数のお客さんが来てくれそうな気配です。
そして、そのお客様たちは「手作りの品」が好きで、
「手作りの品」を求めてきてくださっている方ばかりのよう。


しーちゃんの地元では、毎週末フリマが開催されています。
昔は不定期にポツポツといった程度だったのですが、
あるやり手の主催者さんが現れ、
1週目は○○公園、2週目は△△スーパー、3週目は××広場、
という風に、毎週どこかで必ず開催されるようになったのです。

それは、多くのフリマファンにとってありがたいことでした。
しーちゃんもその恩恵にかなり預かっています。
とてもとてもありがたいことなのですが、
こうしてフリマが浸透し、当たり前のものになってしまった結果、

「フリマ価格の暴落」

が起こってしまったのです。

元々フリマは中古の服や使わない日用品を安く売るイベントです。
なので、そのお値段は市価より随分安く設定されているのが普通。
数百円の服なんて当たり前。
千円を超える商品は高いと感じるほどです。

そのフリマが当たり前になったことで、
人々は「安い」ということにすっかり慣れてしまいました。
そして、気がつくと「もっと安く」を求めるようになっていたのです。

元々安いフリマ価格が暴落したのだから、それはそれは大変です。
買う方にとってはいいのですが、売る方は大変。
「500円の服なんて高い」と思われてしまいます。
300円で普通、そこから値切って100円、200円で買う、
というのが当たり前の世界になってしまったのです。

そんな中、数は少ないながらも
「手作りフリーマーケット」
というものも開催されていました。
マリコが一度出店したのもこのフリマです。

手作りの作品しか売ってはいけないというこのフリマ。
マリコは丹精込めて作ったリースを携え、
大切に大切にラッピングし、飾り、売りに出しました。



でも・・・。



通常のフリマに比べ、来てくれたお客さんの数は極端に少なく、
イベント自体に活気が感じられませんでした。
また、手作りの品は、材料費や手間賃が入っているため、
数百円では売りたくない、売れないというものも沢山あります。
そのため、普段のフリマからするとどうしても高めの値段設定になってしまいます。
激安フリマ価格に慣れてしまった人々には、
「手作りの品」とはいえ、それが「高い」と感じられたようです。
手にとって「かわいい」「素敵」と言ってはくれるのですが、
値段を聞くと去って行きました。

それはマリコのリースに限ったことではなく、
他の手作り作品も同じだったようです。
どのお店も大して売れている様子はなく、
なんだかとても寂しいイベントになってしまいました。
そのせいか、以後、しーちゃんの地元で
「手作りフリーマーケット」が開催されることはなくなってしまいました。


「手作りフリマ」での苦い失敗の後、
しーちゃん達は、普通のフリマに出店した際、
お店の片隅にマリコのリースを何点か置いて販売してきました。
マリコのリースは人気で、置いてあると必ず声をかけられます。
でも、やっぱりネックは値段・・・。
やはりフリマ価格にしては高いと感じられてしまうよう。

実際、思い切って半額にしてみると、飛ぶように売れた、なんていうこともありました。
でも、マリコが手間ひまかけて作ったリースです。
もちろん買ってもらえるのは嬉しいけれど、
あまりにも安い値段で売るのはもったいない・・・という気持ちもありました。

マリコのリースを適正価格で売りたい。
でも、その場がない・・・。

そんなとき出会ったのが今回の「アート&ライフマーケット」の記事だったのです。


今回の「アート&ライフマーケット」はフリーマーケットではありません。
手作り好きの人が、手作りの作品を買いに来てくれるのです。
手作り好きの、手作り好きによる、手作り好きのためのイベント。


「マリコが思う値段できっと売れるに違いない!」


記事を読んだり、過去の出店者さんのブログを読んだりすればするほど、
その想いは強くなっていきました。
確信に近かったと言ってもいいかもしれません。

そして、

「もし出店料分売れなかったら、私が出してあげるから。」

と言ってマリコを説き伏せ、出店を決意してもらったのです。






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